秋の模様替えで、廊下のニッチと受付にステンドグラスの新作を置いてみました。受付の方は、以前にあった物を改変リニューアルした物です。
9月に入り猛暑の8月と比べてめっきり過ごしやすくなりました。9月は私の誕生月でもあり、1年で一番好きな月、仕事に遊びに一番頑張りたい月でもあります。...
『神括心静(しんいしんせい)』。当院の壁に沢山かけてある安藤豊邨先生から大分前に頂いた額です。ずっと棚の上においてありましたが、その意味を深く考えたことが無く、最近になってその意味を知りました。...
額の左側の大きな文字は右下の詩の中にある「憂」です。金文文字で現わされたこの字は、全体として嘆き悲しむ人を表します。一番上の横の線は髪の毛に見えますが気を現しています。目から自然に溢れ出る涙を手で押さえています。この時の腕や手のポーズは「心」を表します。足をしっかり地面を踏みしめて困難に堪えています。☟
ニッチの模様替えで、当院の持つもう一つにランプも再登場しました。一生懸命頑張る姿も健気でスタッフにも大人気のランプです。
今日は比較的余裕があった土曜日の午後、当院廊下の西端にあるステングラスが日の光を映して床に「ステンドグラス・ツリー」が見られましたので写真に撮りました。
季節も変わりましたので、来週からはニッチの飾りも模様替えします。月曜日から新作の「猫のステンドグラス・ランプ」が皆様をお迎えします。4面に4匹いるので、週替わりで展示させて頂きます。
現在、豊田市民芸館で開催中の河井寛次郎展に行って来ました。陶器や木彫などの作品も良かったですが、寛次郎の書はエネルギーを感じられて特に良かったです。
昨日、名古屋市博物館の水木しげるの妖怪 百鬼夜行展覧会の最終日に行ってきました。「塗り壁」は福岡県の言い伝えに登場する妖怪で夜道を歩いていると急に行く先が壁になり、どこへも行けなくなる妖怪です。水木さんも出征先のラバウルで同様の現象に遭遇したとのことです。メンタルの患者さんも何らかの壁にぶつかり先へ進まない鬱状態を経験しておられるかと思いますが、もしかしたらこの妖怪に取り憑かれているのかもしれません。どうか壁を突破する気力を甦らせてください。 私が一番気になった妖怪は「いそがし」という妖怪です。熊本県八代市の松井文庫が所蔵する妖怪絵巻「百鬼夜行絵巻」に描かれている日本の妖怪です。水木さんはこの妖怪を紹介した当時の1990年代に当時の日本人を「この妖怪が取り憑いている」と批判していましたが、現在の日本人も口を開けば皆「いそがしい」と言っているので、昔も今も全然変わっていないですね。私も取り憑かれているのかもしれません。働き過ぎは良くないと自戒しました。 ポストカードの売れ行きや、観客の人の反応から、妖怪の人気ナンバーワンは「アマビエ」の様でした。1846年5月に肥後の国の海上に光り輝いて現れ役人に対して「当年より6か年の間は諸国で豊作が続く。しかし、同時に疫病が流行するから、私の姿を描きうつして人々に早々に見せよ」と予言めいたことを告げ、海の中に帰って行った妖怪です。今の日本もコロナ禍以降株価も右肩上がりですが、コロナウイルス感染症はなかなか収束せずインフルエンザも流行ってきている状況で、予言の状況とよく似ている気もします。アマビエ人気は人々のコロナ終息への期待が現れていると思いました。
昨日、三重県美術館まで行って『小野竹蕎展』を観てきました。 竹蕎は雲の画家とも言われます。画家として将来を嘱望された息子の春男さんを戦争で亡くしてから、息子の魂が雲の上にある様に感じて、そこから空に浮かぶ雲に関心を寄せ、その姿を懸命にとらえる様になりました。雲の絵の背後には父と息子の切ない物語がありました。...