皆様を毎回出迎える玄関脇に緑青の刻字額があります。字のおおよその意味は「ここに入ると和やかな気分になる」というものです。字体は金文文字(紀元前千年ごろの字体)です。
「和」は右の字の上の部分です。一番右側にある「のぎへん」は穀物の豊かな実りを現し、その左には村の柵の辺りで和気あいあい楽しくおしゃべりする二人の人がいます。平和な村の情景です。
和の右下にある「気」は今と違って昔の字には上の部分しかありませんでした。風にたなびく三本の髪の毛を現しています。気は動いてこそ躍動します。
左側にある字は「動」です。昔は、今ほど字の数が多くなかったので「動く」は「童」と同じ字が充てられていました。子供は大人よりもよく動きますね。字の真ん中の目玉がこちらを見つめているようで印象的です。
当院を、精神的に疲れた人がここに来ると気持ちが落ち着く様な場所(パワースポット)にしたいと思い、この額をここに置いています。
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