先週末、京都の魅力のある美術館を1日で3館を巡って楽しんできました。美術館はゆっくり観ると1館2時間はかかり、閉館は午後5時なので距離が離れていると効率良く回るのは大変ですが、それぞれ魅力があり楽しい小旅行です。
振り返って、毎日の私の診察も再診さんが沢山来られる中で、診察にとても時間がかかる新患の方を多い時には1日に3人から4人は診るという離れ業の様な日々です。思うに毎日の新患診察も、各々の方の居られる
世界に一旦入り込ませて貰って、精神の内面をも垣間見せて貰うと言う「医のアートの旅」であると思います。
限られた時間で効率良くかつ丁寧に観ながら美術館を回ることは、効率良くかつ丁寧に新患を診ることはつながると思い、「3館巡り」は「3患巡り」に生かせると思った京都のアートの旅でした。
1.アサヒビール大山崎山荘美術館☟
絶景の地に加賀正太郎が自ら建物・庭園・家具・調度品まで設計・デザインした夢のあとです。ちょうど夢をテーマに「開館25周年記念展」が開催中です。今まで見たことのないゴッホやモディリアーニの作品やモネの睡蓮5点が並んだ様は記念展ならではの見ものでした。
別荘ベランダからの眺め☟
庭園は色とりどりの花で一杯です。色鮮やかな山吹の花☟
枝垂桜
2.福田美術館☟
アコムの創業者が1年半前に作られた日本画のコレクションが素晴らしい美術館です。桜の右側、渡月橋の向こうの見えるのが福田美術館です。「栖鳳の時代」展が行われていました。開館して1年半の新しい美術館であり、一部を除いて作品の写真撮影可、作品説明も無料のイヤホンガイドで絵を観ながら耳からなど聞ける先進的な取り組みをされています。
雨の嵐山。枝垂桜と渡月橋☟
竹内栖鳳「金獅図」
3.堂本印象美術館☟
立命館大学の前にあります。美術館の建築、内装、椅子まですべて本人による凝りに凝った作りで美術館そのものが印象の一番の大きな作品とも言えます。
ちょうど、椿をテーマにした展覧会が行われていました。
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