昨日、5年に1回の精神保健指定医資格の更新のために必要な講習会の為に日帰りで大阪に行って来ました。会場から近かったので、帰り道に「西梅田こころとからだのクリニック」のあった堂島北ビルの前まで行って来ました。悲惨な事件から1ヶ月が過ぎ、ビルの入り口は閉じられ、前を通る人も振り返ることなく通り過ぎて行くが、ビルには悲惨な事件の焼け跡が残り、見るだけで辛くなりました。多分、今後ビルは壊されて事件のことも人々の記憶から段々と薄れて行くと思いますが、人生の道半ばで亡くなった方の無念や犯人死亡の為に怒りの矛先が無い遺族の方の気持ちを思うとやりきれない思いです。被害者の遺族に対する国からの救済措置が望まれます。また、決して事件を風化させず今後の対策に生かしてほしいと思います。
同じ精神科医として、日々の診療の中で理不尽な恨みを持たれて攻撃されるリスクもゼロではないですが、自分の患者さんを信じて、今後もひるまず診療をやって行きたいと思います。
コメントをお書きください