学校が夏休みに入り、気のせいか学生さんや学校の先生の患者さんが増えている気もしている。夏休みと言えばプールであるが、誰でも最初にプールに飛び込んで泳ぐ時には勇気が要る。しかし、時には息継ぎに失敗して水を飲みながらも、見よう見まねでやっているうちにコツを覚えて段々と泳げる様になるものである。
当院の様なメンタルクリニックの患者さんで、病気で長い間会社を休んでいていざ会社に戻ろうとする場合、大丈夫そうなのに、またそこに入って行くのが怖いという不安感を持つ人が多くいる。そういう時に私が言うのは「プールに飛び込む勇気」である。とにかく思い切って飛び込んで行けば、あとは何とかなるからという背中を押す言葉である。もちろん、最初から復帰が無理そうな人には休職延長を勧めます。そのような医師・患者関係の中での押したり引いたりも精神科治療の大事な一部分です。
今日の夕焼けの空を飛ぶ飛行機☟
夕映えのもくもく雲 ☟
コメントをお書きください