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最後の砦

 コロナウイルス感染症が5類感染症に移行となり、マスク着用などの感染予防措置が緩和されてから約3か月が経過し、コロナウイルス報道も一昔前よりもめっきり減っています。私自身も、外ではマスクなしで行動することも増えて来ました。

 しかし、最近久しぶりに受診された方で患者さんで「コロナウイルスにかかったので来れなかった」という話をよく聞きます。某大病院でも院内で流行しているとか、特定の会社内で流行しているとの話もよく聞きます。コロナウイル感染症は騒がれていないだけで、まだ減っていない様です

 当院も医療機関のはしくれとして、患者さん同士の感染を待合室から出すわけには行きません。また、職員がコロナ感染して診療停止の事態になっては患者さんにご迷惑をおかけしてしまいます。そのような事情で、いまだ受付には飛沫防止の衝立があり、暑くて息苦しい中でマスク着用をお願いしている次第です。

 医療機関は、コロナウイルス感染症に関しては「最後の砦」であるべきと思っていますので、その象徴である受付の衝立が撤去され、院内マスク着用不要となるのは、コロナウイルス感染症がほぼ終息したとの判断した時であると思います。まだまだ御不自由をおかけしますが、何卒ご了承のほどお願い申しあげます。